循環型農業の取り組み

アメリカの牧場で研修していましたが、砂漠の中に牧場がありましたので、畑に散布する水、牛に飲ませる水は買っていました。3000haの農地に散布する水代、電気代で10億円くらい払っていました。15ヶ月間同じ牧場に住んで20日前後しか雨が降りません。 水を散布しないと砂漠に戻ってしまいます。 私の住んでいる宮崎は一年中温暖で雨が多く農地をほったらかしにすると草ボウボウになります。考え方を変えてみると、神様が何の為に南九州の大地を作ったのかと考えると「楽をして草を作って牛を飼いなさい」と言っているのではないかとアメリカの大地に住んでみて思いました。帰国後は、資金に余力があれば農地を買い、又は農地を借りたりして牧草作りをしています。 尾崎牛からできる堆肥は完全無農薬です。その堆肥を畑に帰し、牧草を作り、その牧草を牛達に食べさせて牛肉作りをしています。本当の有機農業をしようと思えば、私達の堆肥を使うしかありません。将来は尾崎牛の堆肥だけで作った米、野菜、くだものと尾崎牛をセットにして販売したいと思います。

<牧草の収穫

夏作にヘイスーダン、冬作にイタリアンラインライグラスを作り、年4回収穫しています。

自然配合飼料

自家産牧草と共に、ビールのしぼり粕を中心にトウモロコシ、大麦、小麦、フスマ、大豆など10種類の単品をまぜています。抗生物質、防腐剤を使いたくないので、1日2回、朝、夕2時間かけて新鮮な飼料を作っています。

尾崎牛の堆肥の特徴

和牛(飼育頭数1000頭)の牛ふんだけ使用します。牛に与える飼料には防腐剤、抗生物質は一切まぜず、飼料の中に粉スミをまぜてありますので牛ふんに臭いが少なく、出来上がる作物に甘みがあります。

牧草の肥料として

尾崎牛の堆肥を年2回散布して牧草を作っています。

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